私と読書
最近、涼しくなり、秋の雰囲気の中、体を動かしたり
じっくりと色んなことに取り組むのにちょうどいい季節になりましたね。
皆さんは読書されますか?
私は今、週に1冊くらいのペースで読書を楽しんでいます。
よく読むジャンルは、脳科学や心理学、スピリチュアル、子どもの教育に関する本。
読書は新たな視点や世界観を獲得できるので、大人になった今となっては
興味深々で読書を楽しんでいますが、小学生~高校生までの私は読書がとても苦手で嫌いでした。
文字ばかりの物語を読むのが好きではなかった私は、
図書の時間が退屈でしかたなくて💦
読むとしても図鑑や絵本をとっかえひっかえで持って来ては、
ぺらぺらとめくって、「みんな、よく真面目に大人しく本を読んでいられるなぁ。」
と思いながら、みんなの顔にそれぞれ視線を向け、観察して時間を潰しているような子でした。
そのため、夏休みの宿題で出る感想文を書くとき以外はほとんど本は読みませんでした(笑)
マンガも「ちびまるこちゃん」「コボちゃん」くらいのシンプルなものでないと読む気が起きず、
小学生時代は読書して来なかったことを反省するくらい、最低限しか読んでいなかったなと思います。
読書嫌いが改善したきっかけは、中学生のときに芥川龍之介の小品に出会ってからだったかな。
物語を読むのが特に苦手だった私は、読書感想文を書くために読んだ「蜘蛛の糸」や「羅生門」など、
彼の小品に触れることで本の面白さを知りました。
短い中にも無駄のない鋭い情景描写と物語のスピード感が感じられ、
これなら読めるかも☆ と、読み進められた自分に自信が湧きました。
あまりに幻想的過ぎる内容だと、設定に頭が追い付かず読み進めることが難しいと感じることはありますが、
今は、読むスピードは遅いながらも読書が趣味の一つになりつつあります。
そして、娘の小学校では図書ボランティアとして子どもたちに読み聞かせする活動にも参加中です。
私のような読書嫌いだった人が図書の読み聞かせ活動に参加することで、図書に興味を持てないでいる子に
「本って面白い」と思ってもらえるようなきっかけを何か作ってあげられるかもしれないな。と思って、
娘が小学1年生のときから始めました。
図書ボランティアは細々とした活動だけど、そこで気の合うママ友もできて図書室の飾りつけなども
おしゃべりをしながら楽しんでいます。
意識や物事の捉え方って、体験を通して変わっていくので面白い。
読書は色んなジャンルのことを疑似体験できるツールですよね。
しかも手軽なとこがいい!
遠回りした私だからこそ思うけれど、本を読むって素晴らしいなと感じるのです。